「おにーサン!」
「なんだ、大河か。ま、入れや。
適当に座っててくれ。今お前の姉貴、外出しててよ〜。」
「知ってますよ。姉貴が留守な時を狙って来たんですから。」
「?ねーちゃんに言えない悩みでもあんのか?」
「ま、そんなトコっすね。」

頃合や一瞬の隙を狙って吾郎に抱きつく大河。
「なっ!お、おい、大河!?」
「先輩・・・・。」
「ど、どうしたんだよ、具合でも悪いのか?」
「ええ、かなり・・・。」
「ちょっと待ってろよ?なんか薬・・・。」
「大丈夫っす。薬は・・・。」
そして吾郎に唇を押し付ける。
「ここにありますから。」
「・・・・・。」驚きのあまり声が出せない吾郎。
「・・・なんスか?今更。
知ってますよ?姉貴と付き合いながら佐藤先輩やキーンやワッツ、ギブソンJr.ともそういう関係にあったこと。
そして姉貴と結婚した今も、その関係は続いているって事もね。」
「お、おまえ・・・・。」
「その中に僕が入っても、今更なんの問題もないっしょ。」
そして吾郎のTシャツを捲くり上げ乳首を舐め上げた。
「・・あ・・・やめ・・・ろ!!」
「さすがですね、これでもうこんなに感じちゃうんだ。じゃあ、こっちはどうかな?」
ベルトのバックルを器用に解いてチャックを下ろす。
「うわ♪もうこんなになってる。佐藤先輩が手放せないのも分かるな。」
「こ、こら・・・っ!やめ・・・ろ!!」
「何言ってンすか。まさか気付いてなかったなんて言いませんよね、僕の気持ち。」
「・・・・・っ!」
「・・・好き、でした・・・好き・・・です・・・・・。す・・・・好きで好きで・・・っ!!
姉貴と結婚して今まで以上、身近にいるようになった先輩に・・
もう、これ以上抑える事なんてできない!!」
「た、大河・・・。」
「・・・今から先輩を抱かせて貰います。」
「・・・・・。」
「いいですよね。」
「ま、待て・・俺はお前のねーちゃんと結婚してんだぞ?
義理のとはいえ、お前は俺の弟なんだッ!!」
「そんなの何の言い訳にもなりませんよ。
それよりこんなになっちゃったココ、どうするんですか?抜かなきゃダメっしょ。
俺が抜いてあげますよ。」
「・・・た、大河・・・ダメだ、それだけは・・・・っ!」
「往生際が悪いのは野球だけでいいっすよ。
それに。他に女はいなくても男はいっぱいいるんだし。
そこへ弟が入った所で何だって言うんです?」
「で、でもそれだけは人道上・・・・!!」
理性と快楽の狭間で必死に戦いながら。しかし体は素直に反応してしまって。
「男とセックスしてる時点で人道もクソもないっしょ。」















end

将来吾郎と薫が結婚したら大河が義弟になる訳で。
それはそれで萌えます。
やっぱり姉のいない間に「お義兄さん・・っ!!」って事になるだろうな〜
と思って書いてしまったものです。

ここまで読んで下さりありがとうございました!
(2009.1.11)  




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