プールサイドに腰かけて寿也を誘う(?)吾郎。
(ふふふ・・・見てる見てる。寿也のヤツ、俺の色気にムラムラ?)
ところが寿也はプールから不思議そうに吾郎を見上げ
「・・・・。何やってるの?吾郎くん。」
「・・・え?」(おい、まさか俺の誘いに気付かないのか?)
「プールにも入らずそんな格好でいたら風邪ひくよ?」心配そうな寿也。
「う・・・・・。」
ザブン・・とプールから出た寿也。吾郎の肩に手をやり
「こんなに濡れて・・。ったくもう、吾郎くんは・・・自己管理くらいしなきゃ・・。」
「・・・・・。」
「ほら、ピッチャーが肩をこんなに冷やしちゃダメじゃないか。」
(珍しく俺のほうから誘ってやってんのに寿のヤロー、全くその気になんねーのか?
コッチにその気が欠片もない時は無理やり襲ってくるくせに。
・・・・・・・・・・・・・・・。
・・・なんか、俺・・・馬鹿みてー・・・。)
「そー・・・だよな。やっぱ夜のプールになんて来るもん・・じゃ・・・。んなっ!?」
「とにかく早く温まらなくっちゃねv。」寿也の手が股間に??
「そ・・・そこは肩とはカンケー・・・ねーだろ?」
「なにを拗ねてるの?」
「・・・別に・・・拗ねてなんかっ!」吾郎、ジタバタと寿也の腕から逃れようと。
「珍しく俺から誘ったのに寿のヤツ、その気になってくれない・・って?」寿也ニッコリvv。
「・・・!!お前・・・わかってて!!」真っ赤になって慌てる吾郎。
くすくす・・・と笑う寿也。
「きったね〜〜〜〜!!」
「ゴメンゴメン、あんまり君が可愛かったから、つい意地悪したくなっちゃって・・・・。」
そして寿也の手が妖しげに動き始め・・・。
「なに・・ッ!や、め・・!」
「どうして?君が望んでた事だろ?」
「で・・でも!もう!!」
「もう・・・なに?」
至近距離で見つめられて言葉が出なくなってしまった吾郎。
「う・・・・。」真っ赤な顔で恨めしそうに寿也を見上げる。
「吾郎くん、プールに入ろう。」
「え・・・・。」
「お風呂ではシタ事あったけど、プールは初めてだね。」ニッコリ。
「・・・・・。」
そして二人、もつれるようにプールへ。
暫くして浮かび上がってきた二つの影。
絡み合う腕と舌。
「広いプールで浮かびながらスルのも・・・悪くないんじゃない?」
「・・・お前、顔に似合わず言う事スッゲーよな・・・・。」
「君だからさ。君だけが僕を・・・おかしくするんだ。」
こういう時の寿也の瞳は
本当にゾッ・・とするくらいに不思議な色をしていて・・すごく綺麗だ・・。
「お・・お前が今、冷やすなって言ったところじゃねーか・・。」吾郎は照れ隠しのようにブツブツ・・。
「大丈夫だよ。すぐに熱くなるから・・・どこもかしこも・・・。」
「寿・・・溺れ死ぬなよ?」ニヤリと笑う吾郎。
「僕がそんなヘマすると思う?」不敵に笑む寿也。
そしていつまでもいつまでもプールで絡み合う二つの影があったとさ。
翌日、何故かプールは白く濁り、水を入れ替える羽目になったとさ。
真相を知る二人は黙して語らず・・・。
end
ある歌から妄想してしまったものです。
夜のプール、裸で泳ぐ二人。
「濡れた君の髪
月の明かりに蒼く揺れて
息を呑む程Sexy・・」こんな歌詞から妄想が発展。
ギャグのつもりがシリアスっぽくなってしまった。
それにしてもプールが濁るほどの・・・・・って、一体何回ヤッたんだ!?
ここまで読んで下さりありがとうございました!
(2006.11.22)