すやすや寝息をたてる吾郎を寿也は満ち足りた思いで見つめた。
「寿・・・も、無理・・・・。むにゃ・・・。」
夢でも自分と絡んでいると知り、寿也はその頬に思わず唇付ける。
そして
「お休み、吾郎くん。目が覚めたらまたシてあげる。」
どこまでもあどけない、その寝顔。寿也はふと思い立ってその顔をパシャリ・・・。
携帯で写真を撮ってしまった。
「ふふふ・・可愛い。」
寿也はそれをこっそり保存する。
そしてやる事がなくて吾郎の部屋を見回したりしていたが
さすがに退屈になってきた。
「吾郎くん・・・吾郎くん・・・そろそろ起きてよ。」
「・・・だめ・・寿・・・あっ・・・・。」
「・・・。ま、いいか。夢でシちゃってるみたいだし、このまま・・・。」
寿也は吾郎のシャツのボタンをゆっくりと外していった。
「・・・と・・・し・・・・・。」
まだ夢だと思っている吾郎。いつ、夢ではないと気付くだろう?
そう思うと楽しみだ。
首筋に唇を落とす。
「・・・ん・・。」
服で隠れてしまう場所にだけ、時々意識的に吸い上げて痕を刻み付ける。
「吾郎・・・くん・・・・・。」
まだ目覚めない吾郎。
寿也は胸の飾りを吸い上げた。
「・・・あ、・・ああ・・。」
そして寿也の手は下へと・・・・。
「や・・・ダメだ・・って・・・・・。・・・・て!?」
ハッ・・と目覚めた吾郎。バッチリ寿也と目が合った。
「おはよう、吾郎くん。」爽やかに微笑む寿也。
「と、寿!お前、何やってんだよ!」
「何って・・・見れば分かるでしょ?君も夢見心地に感じてたじゃないか。」
「あれは夢だと・・・。」
「夢でも僕にされてたんだね。嬉しいよ。」ニッコリ。
「・・・・。」
しまった!つい・・・と思った吾郎、だがもう遅い。
「寝てなよ。夢みたいに感じさせてあげる。」
「ば、馬鹿!何言ってんだ!・・・・あ・・っ!」
さあ、第二ラウンドの始まり始まり〜v。











end

「愛してるんだけどバトン」というものよりトシゴロ編です。
ここまで読んで下さりありがとうございました!
(2008.10.26)



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